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コラム「なんで、水泳か体にいいのか」〜水泳がいい理由を教えて!〜 後編


なぜ水泳がおすすめなのか。
水泳では、おすすめに足る、メリットがいくつもあります。

①動けない、動きたくない犬でも導き指導しやすい
→立ちたくない、歩きたくない犬でも、プールに入ればほぼ動いてくれます。
そして、インストラクターがいる状態だと、それを導いてあげやすくなり、効率的な“動く”が可能に!
インストラクターが居ると、安心感を与えることもできます。
頼りになる存在がいるだけで、初めての水泳もうまくいくのです!

②足の運動を自然と思い出すことができる
→長い時間足を動かさなかった、動きが少なかった犬でも水泳をすることでその感覚を思い出すことができます。自転車に長い期間乗らなかったのに、久しぶりに乗っても意外とできちゃう!みたいな感覚でしょうか。あくまで無理強いせず、その感覚を目覚めさせることができます。

③地面に足を着けないので関節に負担が最小限で済む
→つまり、痛みが極端に少ないまま、運動を行うことができます! 陸上での散歩や別の運動を病院で勧められてもうまくいかなかった…そんなケースは、筋肉や関節の痛みが原因の可能性があります。プールならばそれを最小限におさえてあげられるのです。

④関節の可動域が無理なくアップ!
→動かない時間が続くと、関節や筋肉がガチガチになっています。急にそれを「動かせ!できる!やろう!」と言われてもそれは無理な話。下手すれば弱くなっている箇所を痛めます。しかし、水泳ならば、徐々に徐々に可動域が広がっていき、10分後、20分後で動き方が変わります。血行がよくなり、筋肉に十分な酸素、血液が回っていく証拠です。

⑤とことんアンチエイジング!
→ここまでのメリットだけでも大きな効果を生み出してくれる水泳ですが、とにかく言えることは、“負担が少なくいい感じに負荷もかかる運動”です。
このおかげで、高齢犬にも導入しやすい運動となっています。
水泳は、骨格や関節などの外科的な印象のメリットだけではありません。
心肺機能向上、体幹強化に伴う内臓の働き改善というのも、超!重要なメリットです。

どんな犬にも水泳を!!!
といえるくらい、水泳はメリットばかりの運動です。
それが、月に1回、月に2回…継続的に続けていると、
さらにその効果を維持、向上させてあげることができます。

健康な子はもちろん、今回のお話に出ていた運動を忘れがちな子、できない子、膝や股関節など体に事情を抱えた子。
すべての犬に、おすすめです!